ユニフォームでえられる効果とは？

ユニフォームはさまざまな業種に導入されているもので、普段はなにげなく着用している人は少なくありません。これにはどういう効果があり、着用する意義があるのか、ユニフォームについての情報についてお届けいたします。

ユニフォームとは

ユニフォームはいわゆる制服のことで、ビジネスはもちろん、学校・スポーツ・その他のグループなどにも用いられているものです。
それぞれに特徴があり、デザインも大きく異なります。
そしてそのデザインによって、どこに所属しているかなどの社会的な身分がわかります。
なにげなく着用している人も多いユニフォームですが、もっと理解を深めることで、これからのユニフォーム着用の際の意識が変わるかもしれません。

もたらす効果について

ユニフォームを着用することにより、得られる効果があります。
ここではユニフォームがもたらすとされている効果について紹介いたします。

まずは企業の宣伝広告です。
中にはデザインが万人に認識されているデザインもあり、それがどこのユニフォームかというのが一目瞭然な場合があります。
そこまでいかない場合であっても、企業ロゴや会社名がプリントされていると、社外の人間に対してアピールになると期待されています。
そして他にも、そのユニフォームを着用している従業員が社会的にどういった立場に自分がいるのか、という自覚につながるとされています。

次に、モチベーションの向上についてです。
社会的な評価が高い、人気の企業は特に顕著で、そのユニフォームの着用ができること自体がモチベーションの向上につながるとされています。
心理的な効果も高いとされているユニフォーム特有の効果とされており、また他にも仕事モードとプライベートモードのオンとオフの切り替えの役割もあるとされています。
この切り替えは従業員のパフォーマンスに影響しており、これがうまくいくことで仕事の効率があがると期待されています。
メリハリのある生活に、ユニフォームは役立っているのです。

最後に、仲間意識や連帯感の部分に効果があります。
ビジネス、学校、スポーツなどはチームです。
同じユニフォームを着用すると、その意識が強くなります。
これは新入社員などの新しいメンバーにも同様で、仲間意識を持てるユニフォームを着用することで、なじみやすくなるという効果が期待されています。
同じユニフォームの着用をしている、それだけですが、思っているようにもたらされるものは多いのです。

ユニフォームのメリット

ユニフォームの着用は必ずしなくてはならない？という疑問があるかもしれませんが、メリットが多数あります。
ここではユニフォームの着用におけるメリットについて、具体的に紹介いたします。

ユニフォームは基本、仕事の間だけの服装です。
中には私服では出入りできない、そんな環境もあります。
衛生面の問題で私服では出入りできない、というだけではなく、普段着で入ると汚れてしまう環境などもあります。
そうした環境に入っても大丈夫な服、というのが指定されたユニフォームで、適切な加工をされています。
そこでの業務に適した服装ということで、普段着よりも作業がしやすいというのもポイントです。

他にも、身だしなみを統一できる、というのがメリットです。
普段着の場合は個性を尊重できますが、その分出勤の際の服選びなど、自分でしなくてはならないことが多いです。
しかしユニフォームを用いれば、出勤中は皆同じ服装です。
業務にあたり適切な服装をあらかじめ指定されている状態は、従業員にとっても楽なことが多いのです。

選ぶ際に重要視したい点

ユニフォームにおいて最優先事項は機能性、安全性、戦略的視点とされています。
これからユニフォームの導入を検討している場合は、ぜひこれらのポイントをおさえて選定をおすすめいたします。

ユニフォームは一日中、そして毎日着用する場合が多いので、機能性は大事なポイントです。
素材の通気性、着心地のよさなどがこれに含まれています。
吸水速乾加工・抗菌防臭加工などで着心地がずいぶん変わりますので、ぜひ製作の際はユニフォーム会社にそれらの加工について聞いておくのをおすすめいたします。

次に安全性、危険のある環境で働く場合は、特殊加工で安全性ももたせておく必要があります。
工場やガソリンスタンド、医療現場などで用いるユニフォームには特に気をつけておかなければなりません。
防火防炎加工、帯電防止加工、制菌加工など、食品を取り扱う業種の場合は厚生労働省からさだめられたユニフォームの採用をおすすめいたします。

最後に戦略的な視点、ユニフォームには宣伝効果があるため、他社とイメージがかぶらないものにするなど、デザインを工夫することで社外からも印象の強いユニフォームに仕上がります。
企業イメージに関わる重要な部分であるデザイン、不快感や威圧感がないように心がけて、決定がおすすめです。

重要な色彩による効果

色彩が心理に作用する効果はさまざまです。
感情とはまた無関係に、無意識下に作用するものなので、ぜひデザインを考える際は色の効果についても知っておくのをおすすめいたします。
ここでは例に赤と青をあげて、その心理効果について紹介いたします。

赤はもっとも前面に感じる色彩であり、目立ちやすい色です。
そのため標識では、警告の色として採用されています。
そんな赤のユニフォームでの心理効果は、アドレナリンの分泌、活力の向上、相手の目をひくなどです。
活発な接客が必要な飲食店などにおすすめです。

次に青、こちらは赤とは反対の作用が得られます。
集中力を高め、食欲をコントロールする、気持ちを落ち着けるなど、鎮静効果があります。
落ち着いた接客などを要する環境に特におすすめです。

複数の色を組み合わせるケースが多いので、この限りではありませんが色にも十分な作用と効果があります。
また、色の相互作用などもありますので、ぜひデザインを決める際はデザイナーなども含めて相談をおすすめいたします。
オリジナルユニフォームを導入する際はぜひしっかりと検討しておきたい部分です。

ユニフォームについてのまとめ

ユニフォームは従業員のチームワークを強め、そして社外への宣伝効果があるものです。
なにげなく着用しているものですが、思っている以上に大きな効果をもたらすものなので、導入の際はしっかりと検討していくのをおすすめいたします。

そして、仕事中に着用するものということで、機能的かつ安全性の高いものを採用する必要があります。
それらをふまえたユニフォームデザインをしていくことで、より快適な勤務ができるようになり、現場によっては従業員のケガのリスクを減らすために必要なものです。
これから導入を検討している場合はもちろんのこと、ユニフォームの一新を考えている場合も素材や加工の内容を聞き、最適なものの選定をおすすめいたします。

また、その際にはできればデザインに関しても、しっかり決めておきたいところです。
従業員の意見、そしてデザイナーからの提案を聞きながら出来上がったユニフォームはより満足度が高いもののなると見込まれます。
優れたデザインのユニフォームは社内、社外とともに注目されるものです。

業種によって、ユニフォームにおける優先順位は変わります。
用途や予算を整理していき、自分の業種にあったものの導入をおすすめいたします。